この記事の内容
- Wi-Fiと有線それぞれの特徴
- オンラインゲームなら確実に有線にしたい
- オフラインゲーム（1人用）ならWi-Fiでも大丈夫
ゲーミングPCのネットの繋ぎ方で、Wi-Fiと有線どっちにするか悩んでいませんか？
この記事では有線とWi-Fiの特徴を、メリットデメリットで分かりやすく解説します。
どっちに向いているのか、なぜ有線が良いとされるのかが分かります。
結論：ゲーミングPCは有線を選ぶべき
ゲーミングPCのネットの繋ぎ方は、Wi-Fi（無線）と有線の2つがあります。
結論を言うと有線接続にしましょう。
本当にどうしても出来ない場合以外は有線にすべきです。
高速通信と安定性が実現するのでメリットが多いです。
Wi-Fiは簡単にネットに繋げますが、ゲームが不安定になるデメリットが多いです。
特にオンラインゲームをプレイする人は確実に有線にしたいところ。
Wi-Fiはオンライン対戦が圧倒的に不利で、中にはマナー違反とする人もいます。
有線はゲーム中の動作が安定するだけでなく、データのやり取りが高速です。
仕事などで大容量ファイルを取り扱う人にもメリットが多いでしょう。
有線接続の特徴
有線接続はゲーミングPCとルーターを、LANケーブルを使って直接つなぎます。
安定したネット接続が可能になるので、ゲーミングPCでは推奨のつなぎ方です。
有線のメリット
- 通信速度が高速
- 低遅延（ping値が安定）
- 安定した回線
- ゲーミングPCの多くが無線に非対応
有線のデメリット
- 配線管理がある
- 移動させづらい
通信速度が高速
データの通信速度を示す単位に「Mbps」があります。
1秒間に転送できるデータ量であり、数字が大きいほど速度が速いです。
有線は500Mbps以上を出すことが安易に可能であり、
光回線で環境を整えれば800Mbpsを出すことも出来ます。
（無線は100～300Mbps程度）
また、有線はデータの送信と受信を同時に行えます。（フルデュプレックス通信）
一方Wi-Fiはデータの送信と受信を交互に行うので時間が掛かります。
動画を見ながらゲームや、インストール中にゲームといった状況で速さを感じます。
低遅延
「Ping値」と呼ばれる、サーバーへ信号を送って返ってくるまでの時間があります。
（単位はms）
このPingが低いほど、瞬時にゲーム内の行動が反映されます。
普通は約50msほどで推移しますが、有線は10msといった低ping値で快適にゲーム出来ます。
Wi-Fiは60、70ms近くなることがあり、若干の遅延を感じます。
10ms以下の超快適な環境も作れますよ。
安定した回線
有線は物理的に直接つなぐので、距離や電波干渉の影響がありません。
ケーブル自体もノイズに強い構造をしているので、正確なデータを維持可能です。
空間上に電波を飛ばすWi-Fiと異なり、1対1でやり取りする専用の回線なので、通信の混雑を受けずに安定しています。
ゲーミングPCの多くが無線に非対応
デスクトップのゲーミングPCは有線で繋ぐことを基本にしているので、無線自体に対応していない製品が多いです。（無線LANの子機を搭載していない）
無線LAN子機を付けてゲーミングPCを購入するか、外付けで対応は出来ますが、数千円は掛かるので、無駄な出費になってしまいます。
配線管理がある
有線は直接ケーブルを繋ぐので、配線の煩わしさがあります。
部屋をケーブルが横断したり、邪魔な配置になる可能性は高いです。
LANケーブルは100mまで基本的に速度は変わりませんが、
部屋間を通せない、1階から2階といった、どうしてもケーブル繋ぎが難しい人もいるでしょう。
移動させづらい
ケーブルの長さが決まっているので、一度ゲーミングPCを置くと移動させづらいです。
ほぼ固定で設置場所が決まってしまうでしょう。
ゲーミングノートPCを使う場合、ケーブル範囲内でしか有線で出来ないので不便に感じやすいです。
有線におすすめな人
- ガチめにオンラインゲームを遊ぶ
- ゲーム配信をする
- 頻繁にインストールする人
- ネット障害でイライラしたくない
- 回線を何人かで共有している
Wi-Fiは距離と電波混線で、速度が落ちたり切れます。リアルタイムで進行するオンラインゲームの環境では致命的になります。
様々なゲームをプレイする場合や、容量が少なくて頻繁にゲームのインストールをする人もいるでしょう。有線は時間短縮してデータのやり取りが可能でストレスが無いです。
家族やシェア等で何人かと回線を共有している場合、お互いに干渉してしまうので有線にした方が安定感が増すでしょう。
Wi-Fiの特徴
Wi-Fiはルーターから電波を飛ばしてネット接続します。
スマホでは当たり前なので、使っている人は多いと思います。
Wi-Fiのメリット
- ケーブル不要で楽
- 家中どこでも使える
- 複数の機器で使える
Wi-Fiのデメリット
- 回線が不安定
- 遅延が起きやすい
- 速度は有線より劣る
ケーブル不要で楽
Wi-Fi接続はケーブルが要りません。
配線のゴチャつきが発生せず、気軽にネット接続できます。
単純にPCの配線が1つ減りますね。
家中どこでも使える
Wi-Fiは電波が届く範囲ならどこでも自由に使えます。
好きな場所に移動してもゲームできるので、ゲーミングノートPCと相性が良いです。
複数の機器で使える
有線は差し込めるLANケーブルの数しか接続できませんが、Wi-Fiは複数の機器を一気に接続が可能。
最近のWi-Fiルーターは通信速度が向上しているので、Wi-Fiの同時接続でも問題ない環境です。
複数機器の同時使用のときに便利ですね。
回線が不安定
ネットでゲーム中急に通信が途切れるかもしれません。
壁、家具、ドアなど、家の環境で通信の強さが変化してしまいます。
また、近隣の人のWi-Fiなどで干渉を受ける可能性があります。
近年は色んな人が通信するので影響を受けやすいです。
遅延が起きやすい
Wi-FiはPing値が大きいです。
20ms以上になることが多く、ラグが発生してしまいます。
この遅延がゲームには最もキツイです。
FPSや格闘ゲームなど、オンラインゲームでは勝率に響きます。
ボイスチャット音声にも遅延の影響があるのでストレスです。
速度は有線に劣る
通信速度は最大でも500Mbpsになります。実際には300Mbps程度に落ち着くことが多いです。また、距離やルーターの性能によって速度が安定しないのも特徴。
ゲームのインストールやアップロードは時間がかかってしまいます。
オンラインゲームなら有線にしよう！
オンラインゲームをやる人は確実に有線にしましょう。
有線にした方がいい理由は3つあります。
- Wi-Fiは回線の不安定さが致命的
- 他の人に迷惑が掛かる
- マナー違反と見られることがある
回線の不安定さが致命的
Wi-Fi接続は回線が不安定なのでオンラインゲームに適していません。
ゲームの肝心な場面で、遅延が発生してしまうでしょう。
協力と対戦も両方とも難しい環境です。
他の人に迷惑がかかる
Wi-Fiの不安定さは他プレイヤーにも迷惑がかかります。
協力プレイのゲームでは、遅延などが他のメンバーにも影響します。
通信環境の悪い人がいるだけでゲームが重くなります。
単純に負けやすくなるので、同じチームに居てほしくない人は多いでしょう。
オンラインではWi-Fiの人を嫌う傾向にあります。
マナー違反と見られることがある
オンラインではWi-Fi接続がマナー違反と考えている人は多くいます。
ゲーム機よりもPCゲームではマナー違反扱いの傾向が強いです。
Wi-Fiでオンラインゲームをやっていると、切断・煽り・試合放棄・通報などの明確な嫌がらせを受ける可能性があります。
協力プレイでも断られる頻度が高いです。
Wi-Fi側プレイヤーが悪いとみなされて、粗悪な扱いがあっても仕方ない部分があります。
オフラインゲームならWi-Fiでも大丈夫
オフライン用のゲームをプレイする場合は、Wi-Fiでも大丈夫です。
オフラインゲームは回線が不安定でも、リアルタイムで通信しないので影響がありません。
有線との差はインストール時とアップデートの時間の長さぐらいです。
実際のゲームには何も悪影響は生じません。
ゲームの初回起動時はネット接続（ライセンス認証）が必要なこともありますが、Wi-Fiでも影響がありません。
オフラインゲームでラグや映像のカクつきが起きる場合はPC性能のせいかも。
1人用でもオンライン接続するゲームは注意
ゲームによっては1人用でもオンライン接続するゲームが存在します。
通信が不安定な場合、レコードやランキング等でエラーが発生する可能性があります。
まとめ
ゲーミングPCでは安定性と速度の速さから有線が良いです。
特にオンラインゲームを遊ぶ人なら有線にしましょう。
Wi-Fiがオンラインゲームに不向きな理由
- 回線が不安定
- 他の人に迷惑がかかる
- マナー違反になる
オンラインゲームでは有線じゃないと、明らかに対戦でも協力でも不利になります。
逆にオフラインゲームで1人プレイ用ならWi-Fiでも問題ありません。
Wi-Fiで不安定でもゲーム自体には影響しません。
ゲーミングPC選びに困っていませんか？
CPU、グラフィック、メモリ、ストレージなど、
注意すべきことが多く、難しいと感じる人もいるでしょう。
また、PCゲームを快適にプレイするには
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