ゲーミングPCの電源ユニットでW数がいくつ必要なのか、
分からない人も多いと思います。
PCの電源容量が少ないと、
ゲーム中にシャットダウンしてしまう等、
安定してゲームが出来なくなります。
しかし、目安のW数が分からないと、どうPCを選べばいいのか分かりません。
この記事では、ゲーミングPCの電源で必要なW数の目安を解説します。
結論:500Wで足ります。
ゲーミングPCの電源選びの参考にしてみてください。
この記事で分かること
- ゲーミングPCは500Wで十分足りる
- ゲーミングPCの消費電力について
ゲーミングPCの電源ユニットの目安
ゲーミングPCの消費電力は大きいです。
普通のPCよりも2倍近くの電力が必要になります。
必要な電力に満たないと、
ゲーミングPCを安定して動かすことが出来なくなります。
では、ゲーミングPCの必要な電力はいくつなのでしょうか?
結論:500Wで足りる
ゲーミングPCの電源は500Wで十分足ります。
一般的なゲーミングPC(10~25万円ほど)を購入する人が多いと思います。
その場合、ゲーミングPCの消費電力は200~300Wです。
500Wの電源ユニットがあればW数は足りるでしょう。
不安なら600W
負荷の掛かる高グラフィックゲームを遊ぶ場合は、
消費電力が大きくなりやすいです。
また、ゲーミングPCの性能が高いほど
必要な電力は大きくなります。
電力に余裕をもって購入したい人や、電力が足りるか心配な人は、
500Wよりも少し大きめの電源容量を選ぶと安心です。
ハイスペックなら700~800W
ハイスペックPCを選ぶ場合は、必要な電力は大きくなります。
(おおよそ25~30万円くらい以上のPC)
そのため、500Wの電力では足りなくなります。
ハイスペックPCを購入するなら
700~800Wの電源ユニットを選びましょう。
1000Wはいらない
よっぽどの超ハイスペックPCを使わない限り、
1000Wが必要になる事はありません。電力は余るだけでしょう。
電力の変換効率の面から見ても、
W数が多すぎても効率が悪くなります。
(変換効率は下の項目で解説しています)
ゲーミングPCの電力について
ゲーミングPCの電力は約200~300W
ゲーミングPCの消費電力は200~300Wです。
ずっと同じの電力ではなく、負荷に応じて変動します。
PCゲームはとても負荷が大きいので、多くの電力を使用します。
(普通のPCの消費電力は約150Wほどです。)
変換効率
電力には変換効率があります。
電源ユニットがコンセントからの電力をPCに送る際、
すべて送れるわけではありません。
変換効率は送れる電力の割合です。
効率が低いと、必要な電力がより増えてしまいます。
消費電力の2倍の電源が最適
電源ユニットの電力に対して、
50%の負荷が良いとされています。
例えば、電力を250W使用する場合、
500Wが最も電力を効率よく送れます。
以上の事から、ゲーミングPCの電力は
使用されるギリギリの電力にするのは推奨できません。
80PLUS認証
ゲーミングPCの商品を実際に見ると、
「500W 電源 80PLUS bronze」のように記載されています。
80PLUSとは、電力の変換効率が80%以上に与えられている認証です。
電源を選ぶ1つの基準としてチェックできます。
80PLUSには性能に応じた6つのランクがあります。
- スタンダード
- ブロンズ
- シルバー
- ゴールド
- プラチナ
- チタニウム
ランクが高くなるほど電力効率が良いです。
スタンダードから始まり、チタニウムが最もランクが高いです。
電力の変換効率が良いとメリットがあります。
- 電気代が抑えられる
- 電源ユニットの寿命が長くなる
そのため、80PLUSの中でも、
できるだけランクが高いものを選ぶようにしたいですね。
ランクに応じて価格も上がるので注意しましょう。
電源の費用とランニングコストを考えると、
ゴールドランクがおすすめです。
まとめ
ゲーミングPCの電源は500Wがオススメです。
ハイエンドのPCを購入するなら
700Wの電源があると安心できるでしょう。
W数だけでなく、「80PLUS」のランクを考えると、
電気代や寿命の長さが改善されます。