ゲーミングPCは価格帯が広くて、
どのPCにするか悩むと思います。
スペックを求めると価格も高くなります。
そのため、低いスペックで
買おうかと考えている人もいるでしょう。
この記事では、ゲーミングPCを
最低スペックで買うのはありなのか?について解説します。
この記事で分かること
- ゲーミングPCの最低スペック
- メリット
- デメリット
- 最低スペックPCはどんな人に向いている?
ゲーミングPCの購入を検討している人は
参考にしてみてください。
ゲーミングPCの最低スペックは?
最低スペックのゲーミングPCは、
どうしても安くしたい時や、
最低限動けばいいかなぁと考える場合だと思います。
ゲームに最低限必要なスペックは満たしているので、
ゲーム自体は動きます。
多少の不便さは気にならない人は
最低スペックでもゲームを楽しめます。
最低スペックになると、
ゲームの映像表現の指標になる
「フレームレート(fps)」や「リフレッシュレート(Hz)」
が低くなります。
処理速度が遅かったり、
通信が安定しない可能性があります。
ゲーム内の影響として考えられるのは
映像がカクカクするです。
ゲームタイトルで最低スペックは異なる
各ゲームタイトルで最低スペックは異なります。
1つのゲームで必要なスペックを超えていても、
他のゲームでスペックを満たさないケースがあります。
最低スペックのゲーミングPCの価格帯は?
価格は約10~15万円
スペックの低いゲーミングPCは
約10~15万円で購入可能です。
10万円以下のゲーミングPCもあります。
平均的なゲーミングPCは20万円前後するので、
普通よりも半分ほどのコストで購入できるでしょう。
主な人気ゲームの最低スペック
人気ゲームの最低スペックを表にまとめました。
プロセッサー(以下CPU)
メモリ
グラフィック(GPU)
3つの項目に分けています。
アクションゲーム
CPU | メモリ | グラフィック | |
---|---|---|---|
モンスターハンターワイルズ | Intel corei5-10600 Intel corei3-12100F AMD Ryzen 5-3600 | 16GB | GeForce® GTX 1660 Super(VRAM 6GB) AMD Radeon™ RX 5600 XT(VRAM 6GB) |
ホグワーツレガシー | Intel Core i5-6600 (3.3Ghz) or AMD Ryzen 5 1400 (3.2Ghz) | 16 GB | GeForce GTX 960 4GB or AMD Radeon RX 470 4GB |
ELDEN RING | INTEL CORE I5-8400 or AMD RYZEN 3 3300X | 12 GB | NVIDIA GEFORCE GTX 1060 3 GB or AMD RADEON RX 580 4 GB |
サイバーパンク2077 | Core i7-6700 or Ryzen 5 1600 | 12 GB | GeForce GTX 1060 6GB or Radeon RX 580 8GB or Arc A380 |
黒神話:悟空 | Intel Core i5-8400 / AMD Ryzen 5 1600 | 16 GB | NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB / AMD Radeon RX 580 8GB |
FPS系ゲーム
cpu | メモリ | グラフィック | |
---|---|---|---|
valorant | Intel Core 2 Duo E8400 (Intel), Athlon 200GE (AMD) | 4GB | Intel HD 4000, Radeon R5 200 |
Counter-Strike 2 | 4つのハードウェアCPUスレッド-インテル® Core™ i5 750以上 | 8 GB | ビデオカードは1GB以上で、Shader Model 5.0をサポートするDirectX 11に対応している必要があります。 |
apex | AMD FX 4350 or Equivalent, Intel Core i3 6300 or Equivalent | 6 GB RAM | AMD Radeon™ HD 7730, NVIDIA GeForce® GT 640 |
PUBG: BATTLEGROUNDS | Intel Core i5-4430 / AMD FX-6300 | 8 GB | NVIDIA GeForce GTX 960 2GB / AMD Radeon R7 370 2GB |
オーバーウォッチ® 2 | Intel® Core™i3またはAMD Phenom™ X3 8650 | 6 GB | NVIDIA®GeForce®GTX600シリーズ、AMDRadeon™HD7000シリーズ |
Call of Duty®: Black Ops 6 | AMD Ryzen™ 5 1400またはIntel® Core™ i5-6600 | 8 GB | AMD Radeon™ RX 470, NVIDIA® GeForce® GTX 960またはIntel® Arc™ A580 |
協力プレイゲーム
cpu | メモリ | グラフィック | |
---|---|---|---|
FINAL FANTASY XIV Online | Intel® Core™i7-7700 以上 | 8 GB | NVIDIA GeForce GTX 970以上, AMD Radeon RX 480以上 |
スローン・アンド・リバティ | Intel Core i5-6500 | 8 GB | NVIDIA Geforce GTX960 |
Tower of Fantasy | Intel Core i5 or equivalent | 8 GB | NVIDIA GeForce GT 1030 |
ARK: Survival Ascended | AMD Ryzen 5 2600X, Intel Core i7-6800K | 16 GB | AMD Radeon RX 5600 XT, NVIDIA GeForce 1080 |
Once Human | Intel Core i5-4460 | 8 GB | Nvidia GTX 750ti 4G / AMD Radeon RX550 |
目安のスペック
ある程度のスペックは欲しい場合
CPU: Intel core i5以上
Ryzen 5以上
メモリ: 16GB
グラフィック: GeForce RTX 3060
Radeon RX 6600
CPUは Intel、Ryzenともに
5以上の製品が欲しいところ。
corei7以上あると安心です。
メモリは16GBあれば、
ほぼ全てのゲームに対応可能です。
グラフィックは、
GeForce RTX 3060
Radeon RX 6600
あれば十分性能は足りるでしょう。
最低限で良い場合
CPU: Intel core i5
Ryzen 5
メモリ: 8GB
グラフィック: GeForce GTX 1060
Radeon RX 590
上記の性能は、ゲームによっては
スペックが足りない可能性があります。
自分が遊ぶ予定のゲームは、
最低スペックを超えるようにPCを選びましょう。
ゲーミングPCで最低スペックを選ぶメリット
安く買える!
スペックの低いゲーミングPCは、
安く買えるという一番のメリットがあります。
とりあえずPCゲームを始めたい人や、
予算をそこまで用意できない場合は、
安いゲーミングPCで始めてみるのも良いと思います。
高いゲーミングPCを買ったとしても、
実際元を取れるかは分かりません。
思うよりもPCゲームが肌に合わなかったり、
遊ぶ時間が少ない等があるかもしれません。
PCゲームがどんな感じか試せたり、
商品選びに失敗してもダメージは少ないでしょう。
電気代が安い!
スペックが低ければ必要な電力が少なくなるので、
それだけ電気代が安くなります。
逆にスペックの高いゲーミングPCは、
負荷が大きくて電気代が高くなります。
ゲームは長めにプレイする人も多いでしょう。
継続的なコストが多くなると、
生活費を圧迫するようになるかも。
スペックが低めなら、電気代が安くて、
そこまで気にならないでしょう。
ゲーミングPCで最低スペックを選ぶデメリット
最低スペックを選ぶデメリットは、
「推奨スペックを下回る」と
「ゲームによっては動かない」です。
推奨スペックを下回る
PCゲームの推奨されるスペックから
下回るケースが多くなります。
最低スペックはゲーム自体は出来ますが、
満足のいくゲーム体験ができない可能があります。
ゲームによっては最低スペックに満たない
低スペックのPCを選ぶと、
ゲームによっては必要なスペックに
満たない可能性があります。
必要なスペックを満たさないと、
まともにゲームは動きません。
最低スペックPCはどんな人に向いてる?
・とにかくゲーミングPCを安く買いたい
・電気代を安くしたい
・多少のカクカクは許容できる
・3年くらいは使用できる
・一人プレイが多い
・ゲーム以外での用途が多い
・ゲームの頻度が少ない
最低スペックのゲーミングPCは
以上のような人が向いているでしょう。
性能が低くても3年くらいは使用できる
耐久年数近くまで使い切れるなら、
最低スペックの方が安く済むでしょう。
ゲーミングPCの耐久年数は約4~5年程度です。
精密機器や機械ものの製品は、
思うより早く壊れるパターンがあります。
運が悪いと耐久年数より短くなる事も…
3年ほどは使い続けられる人なら、
コスパは相当良いでしょう。
一人プレイが多い
一人用ゲームを遊ぶことが多い場合、
低スペックでも大丈夫かもしれません。
複数人が前提のオンラインゲームは
負荷がかかりやすいですが、
一人用は負荷は少ないでしょう。
一人用ゲームはオフラインが多いです。
ちょっとした遅延や、
カクつきは発生するかもしれませんが、
気にならない場合は低スペックでも楽しめるでしょう。
ゲーム以外の用途が多い
ゲーム以外での使用頻度が多い人は
最低スペックでも大丈夫でしょう。
Word・Excelといったofficeソフト、
文字入力、動画視聴、仕事での使用など。
これらはスペックが高くなくても
十分使用できます。
ゲームの頻度が少ない
ゲームの頻度が少ないなら、
低性能でも許容できると思います。
ゲームの頻度が週1回や、
たまぁに遊びたい程度の人は、
せっかく高性能でも無駄になるかもしれません。
最低スペックを選ぶ際の注意点
各パーツは購入後でも交換できる
ゲーミングPCの各パーツは、
購入後からでも交換出来ます。
とりあえず安いPCを買ってから
後から高性能なパーツにしていく手もあります。
特にストレージ容量(SSD)は、
増設も比較的簡単です。
CPUとグラフィックボードは性能を高くしたい
ゲーミングPCのCPUパーツは
PCの中心部分で繊細なパーツです。
PC慣れしていないと交換が難しいです。
傷つけたり、手順を間違えると、
PC自体が使えなくなる可能性があります。
業者に頼んで、交換してもらえますが、
費用が余分に掛かってしまいます。
低スペックPCを選ぶ際は、
CPU部分はできるだけ性能を上げるのがオススメ。
「グラフィックボード」は、ゲームの画像処理を行うパーツです。
PCゲームを遊ぶなら一番重要になるパーツです。
そのため、グラフィックボードはCPUとともに
性能ができるだけ高い製品を選ぶようにしましょう。
快適に遊びたいなら高性能がオススメ!
PCゲームは最低スペックでも
ゲーム自体は出来ます。
しかし、快適さはないかもしれません。
ゲーミングPCを購入してから
後悔するかもしれません。
スムーズに動く快適なゲーム環境と、
感動できるような高画質を楽しむなら、
高性能なゲーミングPCを買いたいところです。
低スペックだと、新作PCゲームには
スペックが足りなくなる可能性が高いです。
色んなゲームを楽しみたい場合は、
スペックにある程度余裕をもって購入すると、
存分に楽しめるでしょう。
利用頻度が多いなら高性能な方が楽しい
ゲームを毎日したい人や、
長時間遊びたい人も多いと思います。
せっかく多くの時間を遊ぶなら、
快適な環境の方が楽しいです。
対戦や協力をするならスペックを高くしたい
他プレイヤーと関わるゲームをするなら
スペックを高くしたいです。
「FPS」「格闘ゲーム」「PvP」
「協力プレイゲーム」「MMORPG」といったゲームです。
0.何秒で勝敗が決まることの多い対戦では差が出ます。
操作と映像の両面での遅延差は勝敗を左右します。
FPSでは、初速の遅れとラグの発生によって、
エイムが不安定になる可能性が高いです。
人数の多い場所では
映像処理が追い付かない場面も出てくるでしょう。
性能が高ければPvP系でも、
モチベーションが高く保てるかもしれません。
マルチプレイゲームや、MMORPG等の協力プレイでは、
アプリ落ちとエラーで、
他のプレイヤーに迷惑が掛かる可能性があります。
まとめ
スペックが低いゲーミングPCは
安く買えるというメリットがあります。
とりあえずPCゲームを動かしてみたいなら
低スペックPCの購入はあり。
安いゲーミングPCの中でも、
できるだけ性能の高いPCを選ぶようにしましょう。