ゲーミングPCは欲しいけど、
あまり多くは予算を出したくない方もいるでしょう。
価格が安くなると、必然的にゲーミングPCの性能は低くなりますが、
どの性能がいいのか戸惑ってしまうと思います。
1つの性能の指標となるのは「最低スペック」です。
最低スペックを満たしていればPCゲームは動作します。
この記事ではゲーミングPCの最低スペックについて解説します。
最適なゲーミングPCを見つける参考にしてみてください。
ゲーミングPCの最低スペックとは?

最低スペックはゲームが普通に動作するための、
最低限のスペックを備えているPCのことです。
PCを構成するCPU、グラフィックボード、メモリ、ストレージ等といった各パーツ性能がそこまで高くありません。
高品質なゲーム環境は実現しないものの、
予算を抑えて購入できるメリットがあります。
ただし、性能が足りず映像がカクカクしてしまうゲームもあるので、
遊びたいゲームの最低スペックは満たすPCを選びましょう。
ゲームによって最低スペックは異なる
厄介なことに、PCゲームのタイトル別で必要スペックは異なります。
あるゲームでは余裕でスペック越えしているのに、
他のゲームでは全く動作しないことが多く発生します。
そのため最低スペックPCの購入は、
ミドルスペック(一般的な性能)やハイスペックよりも慎重に選ぶ必要があります。
下調べが重要になりますね。
最低スペックのゲーミングPCの価格は?
約10~15万円
最低スペックのゲーミングPCは約10~15万円になります。
パーツ構成によっては10万円以下もあります。
ゲーミングPCの相場は約20万円なので、
半分程度の予算で購入できるでしょう。
最低スペックのメリット
最低スペックは費用的な面でのメリットが大きいです。
PC自体も安く買え、その後の継続コストも少なく済みます。
安く買える!
スペックの低いゲーミングPCは価格が安いです。
人気のゲーミングPCは20万円近くになるので、
そこまで用意できない、払いたくない方もいると思います。
せっかく高いお金を払っても、
PCゲーム自体が肌に合わない場合もあるかもしれません。
最低スペックは、ゲーミングPCがどんなものか試すにはもってこいです。
長く使用しなくても元は取れると思います。
電気代が安い
最低スペックPCは必要になる電力が少なくなります。
そのため、電気代が安く済むメリットがあります。
ゲーミングPCは性能が良くなるほど電気代が高くなります。
約400Wほどの電力を消費します。(普通のPCは100W前後)
ハイスペックPCは電気代がひと月で約3,000円に上ることもあります。
継続的なコストは、意外と生活費を圧迫しそうですね。
最低スペックのデメリット
最低スペックを選ぶデメリットも知っておきましょう。
ゲーム環境としては質が悪くなりやすいので、デメリットが大きい可能性大。
快適性に欠ける
最低スペックはPCゲームの推奨されるスペックからは下回ります。
そのため、ゲームによっては以下のことが発生します。
- フレームレートが低くなる
- ロードが長い
- ゲームが落ちる(フリーズする)
- ラグの発生
フレームレート(fps値)が低いと映像がカクカクするようになります。
動きが遅くなったり、ラグが発生します。
スペックが低いとPCの処理速度が遅くなるため、
ゲームの起動時間やロード時間が長くなってストレスになります。
必要なスペックが高いゲームや負荷が大きい場面では、
フリーズやゲームが落ちる可能性が高いでしょう。
最新ゲームは難しい
最新のPCゲームはクオリティが高くなっている分、
必要とされるPCスペックも高くなっています。
今後発売されていく最新のゲームは、
基本的には性能不足で、快適性はないです。
最新ゲームは出来ないと思った方がよさそうです。
最低スペックを考える
ゲーミングPCの最低スペックは、どの程度の性能が良いのでしょうか?
ゲーム環境を左右するPCパーツはいくつかありますが、
最低限必要な環境を考えるなら3つだけは押さえましょう。
CPU・グラフィック・メモリです。
CPU
CPUは人間というと脳にあたる重要なパーツです。
ゲームの処理速度に直結するため、最低スペックでも妥協せずに選びたい。
「Intel Core i5」「Ryzen 5」以上であれば、最低限のCPU性能は満たします。
CPU性能は、世代も関係するのでチェックしておきましょう。
CPUは、「Intel core i5-8400」のように表示されています。
8400の前半部分の数字8が世代で、400は型番になります。
この世代の数字が大きいほど新しい世代になり性能が高いです。
最低スペックPCのCPUは、「Core i5」または「Ryzen5」の世代が新しいもので選びましょう。
グラフィック
ゲームの映像処理を行うパーツ。
「PCゲームの快適性はここで決まる」と言ってもいいくらい重要な部分です。
最低スペックをグラフィックボードで考えると
「GeForce GTX 1660 Super」「Radeon RX 5700」になります。
グラフィックボードは性能に余裕を持った方がいいので、
「GeForce RTX 3060」などもオススメです。
メモリ
メモリはデータ保存を行う場所です。
ゲーム中のデータやグラフィックを保存し、容量が大きいほど高速でデータをやり取りできます。
最低スペックで考えると8GBか16GBになります。
(一般的に使われる容量は16GB)
8GBは最低ラインです。
デメリットが多く、8GBだと足りないゲームも多いのが現状です。
16GBのほうがオススメです。
メモリ8GBで難しいこと
- ゲーム以外のアプリやソフトを同時に使う
- Discodの使用
- 最新のアクションやオープンワールド系のゲーム
ストレージ
ストレージはSSDとHDDの2種類がありますが、SSDが必須になります。
HDDは読み込み速度が遅いのでゲームに適していません。
ただし、新品で購入するゲーミングPCは基本的にSSDになっているので、
容量だけを考えれば大丈夫です。
目安の最低スペック
最低限のスペック
CPU | Intel Core i5/Ryzen 5 |
グラフィック | GeForce GTX 1660 Super/Radeon RX 5700 |
メモリ | 8GB |
最低限ギリギリのスペックになります。
軽量で負荷の掛からないゲームで遊ぶ方にオススメです。
ある程度のスペックは欲しい場合
CPU | Intel Core i5/Ryzen 5(8~10世代以降) |
グラフィック | GeForce RTX 3060/Radeon RX 6600 |
メモリ | 16GB |
最低スペックとはいえ、多少は性能が欲しい人もいると思います。
上記のスペックがあれば、幅広くゲームができるでしょう。
参考:人気ゲームの最低スペック
人気PCゲームの最低スペックを表にまとめました。
CPU・メモリ・グラフィックの3つの項目の分けています。
参考にどうぞ
アクションゲーム
CPU | メモリ | グラフィック | |
---|---|---|---|
モンスターハンターワイルズ | Intel corei5-10600 Intel corei3-12100F AMD Ryzen 5-3600 | 16GB | GeForce® GTX 1660 Super(VRAM 6GB) AMD Radeon™ RX 5600 XT(VRAM 6GB) |
ホグワーツレガシー | Intel Core i5-6600 (3.3Ghz) or AMD Ryzen 5 1400 (3.2Ghz) | 16 GB | GeForce GTX 960 4GB or AMD Radeon RX 470 4GB |
ELDEN RING | INTEL CORE I5-8400 or AMD RYZEN 3 3300X | 12 GB | NVIDIA GEFORCE GTX 1060 3 GB or AMD RADEON RX 580 4 GB |
サイバーパンク2077 | Core i7-6700 or Ryzen 5 1600 | 12 GB | GeForce GTX 1060 6GB or Radeon RX 580 8GB or Arc A380 |
黒神話:悟空 | Intel Core i5-8400 / AMD Ryzen 5 1600 | 16 GB | NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB / AMD Radeon RX 580 8GB |
FPS系ゲーム
cpu | メモリ | グラフィック | |
---|---|---|---|
valorant | Intel Core 2 Duo E8400 (Intel), Athlon 200GE (AMD) | 4GB | Intel HD 4000, Radeon R5 200 |
Counter-Strike 2 | 4つのハードウェアCPUスレッド-インテル® Core™ i5 750以上 | 8 GB | ビデオカードは1GB以上で、Shader Model 5.0をサポートするDirectX 11に対応している必要があります。 |
apex | AMD FX 4350 or Equivalent, Intel Core i3 6300 or Equivalent | 6 GB RAM | AMD Radeon™ HD 7730, NVIDIA GeForce® GT 640 |
PUBG: BATTLEGROUNDS | Intel Core i5-4430 / AMD FX-6300 | 8 GB | NVIDIA GeForce GTX 960 2GB / AMD Radeon R7 370 2GB |
オーバーウォッチ® 2 | Intel® Core™i3またはAMD Phenom™ X3 8650 | 6 GB | NVIDIA®GeForce®GTX600シリーズ、AMDRadeon™HD7000シリーズ |
Call of Duty®: Black Ops 6 | AMD Ryzen™ 5 1400またはIntel® Core™ i5-6600 | 8 GB | AMD Radeon™ RX 470, NVIDIA® GeForce® GTX 960またはIntel® Arc™ A580 |
協力プレイゲーム
cpu | メモリ | グラフィック | |
---|---|---|---|
FINAL FANTASY XIV Online | Intel® Core™i7-7700 以上 | 8 GB | NVIDIA GeForce GTX 970以上, AMD Radeon RX 480以上 |
スローン・アンド・リバティ | Intel Core i5-6500 | 8 GB | NVIDIA Geforce GTX960 |
Tower of Fantasy | Intel Core i5 or equivalent | 8 GB | NVIDIA GeForce GT 1030 |
ARK: Survival Ascended | AMD Ryzen 5 2600X, Intel Core i7-6800K | 16 GB | AMD Radeon RX 5600 XT, NVIDIA GeForce 1080 |
Once Human | Intel Core i5-4460 | 8 GB | Nvidia GTX 750ti 4G / AMD Radeon RX550 |
どのゲームも快適に遊ぶにはミドルスペックを選びたい

最低スペックはプレイ出来るゲームに限りがあります。
フレームレートが低いなど快適性にも欠ける場面があり、
コスパが良い買い物かは疑問が残ります。
ゲーミングPCは何年にも渡って使用するので、
「やっぱりもう少し性能を上げた方が…」と買ってから後悔が残ると精神的にきついです。
最低スペックにオンラインゲームはつらい
他プレイヤーと関わるようなオンラインゲームは、
性能が低い環境ではつらくなります。
特に対戦系のゲームでは実力面以外の、PCスペックだけで負ける可能性があります。
FPS・MMORPG・格闘ゲーム・スポーツなどのゲームはつらい環境です。
コンマ何秒の差で勝敗が決まることも多く、
安定したゲーム環境にはミドルスペックPCが欲しい所です。
ミドルスペックPCを安く買う
BTOショップやセールを駆使するとミドルスペックPCでも安く購入できます。
商品選択やタイミングが上手くいけば、最低スペック並みの価格で手に入ります。
BTO
BTO(build to order)は受注販売の形式のことです。
ゲーミングPCのパーツ構成をカスタマイズして購入できるのが魅力です。
特定のパーツだけの性能を下げて購入できるので価格を下げられます。
例えば「ストレージを1TB→500GBに下げる」「メモリを16GB→8GBにする」など。
セールは狙い目
BTOショップやPCメーカーでは頻繁にセールを行っています。
2万3万と安くなるのでオススメです。
季節のイベント事の時期には確定でセールします。
ショップごとの独自セールも随時行っているので、一度BTOショップを覗いてみるのもいいと思います。
まとめ
ゲーミングPCの最低スペックは本体価格と電気代が安いメリットがあります。
快適性はゲームによっては辛い場面があるかもしれません。
最低限欲しい性能
- CPU: Core i5/Ryzen5
- グラフィック: GTX 1660 Super/Radeon RX 5700
- メモリ16GB
ゲーミングPCは可能な限り性能を高くしたいので、
予算と性能を考えながら自分に合う商品を選びましょう。
「価格の安いゲーミングPCを探していませんか?」
ゲーミングPCの価格は高い、とはいえ安いPCを選ぶと性能も低くなるので悩ましい所だと思います。
グラフィックボードやCPUなどチェックするべき箇所も多くゲーミングPC選びは大変です。
そこで、価格が安いながらも性能が良いゲーミングPCを2つ紹介します。
価格の安いゲーミングPCを探している方は参考にどうぞ。

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