ゲーミングキーボードは種類が多くて、
どれを選んでいいのか迷っている人もいるでしょう。
種類、軸、サイズ、配列など、選ぶ基準がいくつもあります。
この記事ではゲーミングキーボードの選び方を解説します。
ゲーミングキーボードについて
ゲーミングキーボードはゲーム用に設計されたキーボードです。
普通のキーボードには無いメリットが3つあります。
ゲームに便利な機能です。
- キーロールオーバー機能
- マクロ機能
- アンチゴースト
・キーロールオーバー機能
複数キーの同時入力が認識されるようになります。
・マクロ機能
キーを割り当てると、簡単に複雑な操作やコマンドが出せるようになります。
・アンチゴースト
誤入力防止機能で、より正確な入力判定が可能になります。
普通のキーボードでは操作しづらい場面でも、
ゲーミングキーボードは快適に操作できるでしょう。
ゲーミングキーボードの選び方
ゲーミングキーボードの選ぶポイントは6つあります。
種類・軸・ラピッドトリガーの有無・有線無線・サイズ・配列
では、1つずつ選び方を見ていきましょう。
種類
ゲーミングキーボードの種類は主に4つあります。
- メカニカル方式
- メンブレン方式
- パンタグラフ
- 静電容量無接点式
メカニカル方式がオススメです。
安定感があるので、初めてのゲーミングキーボード向きです。
メカニカル方式
ゲーミングキーボードはメカニカル方式を採用した製品が多いです。
反応速度が高く、打鍵感も良いので人気があるキーボード。
1つ1つのキーが独立しており、耐久性も高い。
メンブレン方式
価格が安めのキーボードに採用されています。
普通のキーボードはこの方式が多い。
ゲームをやるには少し物足りない印象…
パンタグラフ
薄型キーボードで、キーが浅いのが特徴。
ノートPCに良く使われるタイプです。
キーを押す感覚が少ないので人を選ぶキーボード。
静電容量無接点式
電極の変化に反応して入力されるので、キーが消耗しないキーボードです。
耐久性がとても高く、反応速度や入力の正確性も良い。
メリットが多い分、価格は高くなりがち。
軸(メカニカル方式)
メカニカルキーボードは軸によって
キーの深さ、音、反応速度が違います。
自分に合う軸を選べれば操作しやすくなり、
より繊細な動きが出来るようになるでしょう。
代表的な、よく選ばれる軸を紹介します。
- 赤軸: 軽い押し心地で、滑らかにキーを打てる。音は静か。初心者向け
- ピンク軸:赤軸と同じような軽さ。静音性が特に高い軸です。
- 青軸: 爽快感があり、しっかり押す感覚を味わえる。
「カチャ」と音が響く。キーのタッチが強い人は使いやすい。長時間はきついかも。 - 茶軸: ある程度の押し心地と音があり、赤軸よりキーを押す感覚が欲しいなら。初心者向け
- 銀軸: 速い入力が特徴でオンラインゲームで重宝する。FPSならコレ!
- 黒軸: クリック感は反発力があり重い。音は静か。
軸で迷ったら、「赤」「茶」「銀」がオススメです。
FPS、TPSをやるなら「銀軸」が速い入力が可能。
赤と茶は全体的なバランスが良く、
ゲーミングキーボード初心者に向いている軸になっています。
ラピッドトリガー
FPS等のオンラインゲームで勝率を上げていきたいなら、
ラピッドトリガー搭載のキーボードを選びましょう。
ラピッドトリガーはキーを押した瞬間に入力判定され、
離した瞬間に解除されます。
とにかく素早い入力が可能になります!
有線・無線
有線か無線どっちにするかは悩みどころでしょう。
どちらにもメリットデメリットがあります。
有線の方が安定していますが、好みは分かれます。
有線の特徴
- 充電が無い
- 価格が安い
- 配線がグチャグチャになりやすい
基本的には有線タイプがオススメです!
有線のキーボードは充電切れがなく使いやすいです。
価格も安く、色んな種類のゲーミングキーボードを選びやすいでしょう。
無線の特徴
- 配線が無くて楽
- 場所を移動させやすい
- 2.4GHz接続は遅延なし
- 充電切れがある
- Bluetoothは遅延する
無線タイプは配線が無いのでデスクに余裕ができます。
ケーブルがあると範囲内でしかキーボードが置けず、配線が邪魔に感じる人もいるでしょう。
無線は使用中の充電切れには注意しましょう。
無線キーボードを選ぶなら2.4GHz接続にしましょう。
Bluetoothは遅延が発生するので、ゲームへの影響があります。
サイズ
ゲーミングキーボードのサイズは重要度が高いです。
デスク上のスペースが狭いのに大きいキーボード選んでしまうと、
マウスを動かしづらくなって操作性が悪くなってしまいます。
サイズは主に3種類あります。
フルサイズ | 幅42~45cm 縦14~15cm |
テンキーレス(80%) | 幅35~36cm 縦13~15cm |
60%サイズ | 幅30~35cm 縦10~15cm |
サイズによって、主に横幅が変わってきます。
65%や70%のキーボードも存在します。
用途とデスクの広さを考えてサイズを選択しましょう。
ゲームなら60%キーボードが使いやすい
出典:Amazon
60%サイズはコンパクトに設計されたキーボードです。
ゲームだけに特化しているので使いやすいです。
delete、PgUp、PgDn、Homeなど、キーボードの右側にあるキーが省かれています。
キーボード上部のファンクションキーが無い製品も多いです。(F1~F12のキー)
マウスの可動域が広がります。
両手のバランスも取りやすく、動かしやすいでしょう。
便利な「矢印キー」が使えない商品もあるので注意しましょう。
普通のPCとしても使うなら、テンキーレス
ネットを使ったり、文書や計算、
仕事での使用も考えるなら、60%キーボードはキーが少ないです。
普通のキーボードとしても使うならテンキーレスがおすすめ。
数字入力が多い場合は、テンキーありのフルサイズにしましょう。
片手キーボード
出典:Amazon
必要最低限のキーだけに絞った「片手キーボード」があります。
キーが片手サイズ分に収まっています。
片手キーボードの特徴
- コンパクト
- 片手で操作しやすい
- ゲーム専用
60%キーボードよりさらに小さいです。
どちらの利き手でも使える商品もあります。
完全にゲーム用なので、通常使用ではキーが足りません。
日本語配列・英語配列
キーボードの配列は「日本語配列」と「英語配列」の2種類。
日本語配列を選びましょう。
通常使われるキーボードは日本語配列です。使い慣れている人も多いでしょう。
急に配列を変えてしまうと慣れるまで時間が掛かり、
使いづらさを感じるかもしれません。
まとめ
・王道はメカニカルキーボードです。
メンブレンやパンタグラフ式はゲームには厳しい場面が多い。
・メカニカルキーボードの軸は、赤か茶がオススメ!
FPSなら銀軸を選ぶと良いでしょう。
・基本的には有線が安心できます。
配線が気になる人は2.4GHz接続の無線を選びましょう。
・ゲームの適正は60%サイズが良い。
PCとしてゲーム以外にも使用するならテンキーレス推奨。
・日本語配列がオススメ。