この記事で分かること
- グラフィックボードの選び方
- GeForeceとRadeonどっちがいい?
- 初心者はRTX 4060がおすすめ
- 性能の見方
ゲーミングPCのグラフィックボードは一番重要なパーツです。
フレームレートや画質はグラフィックボード性能で決まります。
しかしグラフィックボードは商品がとても多く、どれにするか迷う方もいるでしょう。
初心者の方は性能がよく分からない場合もあると思います。
この記事ではゲーミングPCの初心者向けに、グラフィックボードの見方、メーカーの選び方、性能で見るべき項目、目安のスペックについて解説します。
グラフィックボードとは?

グラフィックボードは映像出力に関する処理を行うパーツです。
PCゲームを遊ぶなら一番重要なパーツであり、
グラフィックボード性能でゲームの環境が決まると言っても過言ではありません。
フレームレートと画質が決まる
ゲーム映像の滑らかさ(フレームレート)と画質はグラフィックボードで決まります。
フレームレートの高さは対戦型のゲームでは勝率にも影響します。
性能の高いグラフィックボードは120fpsや144fps以上の高フレームレートが実現可能です。
ゲームの画質面もグラフィックボードに左右されます。
フルHD以上(WQHD・4K)の画質でゲームを楽しむには性能の高いグラフィックボードが必要になります。
グラフィックボードの性能の見方
グラフィックボードの選び方を解説する前に、
性能の見方を確認しておきましょう。GeForceを例に見方を解説します。
「GeForce RTX 4070 Ti」とグラフィックボード性能は記載されています。
一見分かりづらいので、分割してみると分かりやすくなります。
GeForce RTX 40 70 Ti
ブランド シリーズ 世代 性能 接尾辞
シリーズ: RTX>GTX>GT(性能順)
世代: 50世代が最新世代
性能: 数字が大きいほど高性能
接尾辞: Ti SUPER>Ti>SUPER>なし(性能順)
世代が新しく、性能の数字が大きいものが良いです。
接尾辞がついたものは、より性能が高くなっています。
簡単に言えば数字が大きいほど性能が高いです。
グラフィックボードの選び方

グラフィックボードは「GeForce」か「Radeon」から選ぶことになります。
どちらにも異なるメリットがあるので、合う方を選びましょう。
性能・定番なら「GeForce」
NVIDIAの人気シリーズ「GeForce」は優れたゲーム環境を作りたい方向け。
グラフィックボード性能がとにかく高くゲーマーに好かれています。
また、定番のグラフィックボードなら安心して購入できると思います。
グラフィックボードのシェア率を見てみましょう。
シェア率 NVIDIA 77.37% AMD 15% インテル 7.31% その他 0.32% 引用:Steamハードウェア&ソフトウェア調査2024.10月版より引用して表を作成しました
シェア率で見ると7割以上を占め、NVIDIAが圧倒的なのが分かります。
定番のグラフィックボードなら選び方を失敗する確率は少なくなると思います。
高コスパの「Radeon」
AMDのRadeonはコスパ重視の方向け。
価格が抑えられ、消費電力も低くなっています。
コスパは優れますが、性能はGeForceに一歩及ばずという感じです。
ただし、近年はAMDもGeForceに負けない性能になってきており、
最新のRadeonはハイスペックで選びたい時の選択肢に入ります。
目安のスペック
では目安となるグラフィックボード性能を紹介します。
- エントリーモデル(最低限欲しいスペック)
- GeForce:RTX4060(Ti)、RTX 2080 super、RTX 3060 Ti
- Radeon:RX 7600 XT、RX 6700 XT
- 価格を抑えたい場合に選択肢になるグラフィックボードです。
フルHDで軽めのゲームを遊ぶのに最適。
- ミドルスペック(幅広く快適に遊べる)
- GeForce:RTX 4070(Ti)、RTX 3080 Ti、RTX 5060 Ti
- Radeon:RX 6800 XT、RX 7800 XT、RX 6900 XT
- 多くのゲームを快適にできる性能です。
人気の製品が多く、フレームレートが安定して高画質設定も可能。
- ハイスペック(高フレームレート、4K環境)
- GeForce:RTX 5070 (Ti)、RTX 4090、RTX 5080
- Radeon:RX 9070 (XT)、RX 7900 XT(XTX)
- 圧倒的な性能を誇るグラフィックボードです。
価格は高いですが、それに見合う最高のゲーム環境が手に入ります。
何年にも渡って型落ちの心配なし。
GeForceならRTX4060より大きい数字を選びましょう。
世代(前半2桁)は40か50、性能(後半2桁)は60以上の数字なら安心です。
Radeonは6700以上のスペックで選びましょう。
それ以下だとパフォーマンス不足が気になるかもしれません。
ゲーミングPC初心者の方は、エントリー~ミドルスペックが良いと思います。
将来性を考えるとハイスペックも視野に入りますが、価格と性能のバランスを考えて選びましょう。
初心者はRTX4060がおすすめ!
出典:Amazon
ゲーミングPC初心者の方は「GeForce RTX4060」がオススメです。
その理由は3つあります。
- 価格が安い
- ゲーミングPC入門向きの性能
- どのPCショップでも販売している
性能と価格のバランスが取れているグラフィックボードで、
基本的にどのゲームも快適に遊べます。
価格が安い
グラフィックボード単体で約5万円、ゲーミングPCは約10~15万円です。
コストを抑えてゲーミングPCを購入したい方にピッタリでしょう。
また、RTX4060は約130Wで省電力になっています。
電気代を抑えながらゲーミングPCを使っていけます。
ゲーミングPC入門向きの性能
「RTX 4060」は安定した能力を持ち、初心者から中級者までの方に適しています。
性能はミドルスペックほど高いとは言えませんが、標準的な環境でゲームするには十分な性能です。
フルHDでゲームを遊ぶのに適した性能をしており、
レイトレーシングによりグラフィックの向上も見込めます。
フレームレートは約60~100fpsを見込めるので、不便さは感じない環境でゲームが出来ます。
PS5とPS5proの間くらいの性能ですね
4Kや高フレームレートは難しい点は注意
どのPCショップでも販売している
セールで安かったり保証やアフターサポートの内容が好きで、特定のメーカーでゲーミングPCを買いたい人もいると思います。
しかし、メーカーによって販売しているゲーミングPC性能は異なり、
欲しい性能のPCが売っているとは限りません。
RTX4060は基本的にどこのPCショップでも販売しているので、買いたいショップでゲーミングPCを購入できます。
また、他社と比較しながら自分に適した商品を探しやすいのもメリットです。
見るべき性能
グラフィックボード選びでは、GPU性能以外にも見るべき項目が4つあります。
- コア数・クロック数
- VRAM
- 消費電力
- インターフェース
コアとクロック数はGPUの処理速度を示すもので、数値が高いほど能力が良いです。
VRAMはGPU専用のメモリで、高水準でゲームするなら10GB以上を目指したい。
基本的に消費電力は高性能GPUほど高くなる傾向です。消費電力に合わせて電源ユニットの容量を増やしましょう。
まとめ
グラフィックボードはフレームレートと画質を左右する重要なパーツです。
性能の高さならGeForce、コスパならRadeonを選びましょう。
グラフィックボードの目安スペック
- エントリーモデル
- GeForce:RTX4060(Ti)、RTX 2080 super、RTX 3060 Ti
- Radeon:RX 7600 XT、RX 6700 XT
- ミドルスペック
- GeForce:RTX 4070(Ti)、RTX 3080 Ti、RTX 5060 Ti
- Radeon:RX 6800 XT、RX 7800 XT、RX 6900 XT
- ハイスペック
- GeForce:RTX 5070 (Ti)、RTX 4090、RTX 5080
- Radeon:RX 9070 (XT)、RX 7900 XT(XTX)
スペックを測る指標は、コア数クロック数、VRAM、消費電力があるので、総合的な能力で判断してグラフィックボードを選びましょう。
ゲーミングPC初心者の方はRTX4060がオススメです。
価格が安く、基本どのゲームも快適に遊べる性能をしています。
ゲーミングPC選びに困っていませんか?
CPU、グラフィック、メモリ、ストレージなど、
注意すべきことが多く、難しいと感じる人もいるでしょう。
また、PCゲームを快適にプレイするには
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