ゲーミングPCのSSDはゲームを保存するストレージ機器です。
「メモリと何が違うの?」
「HDDとSSDどっちがいい?」「パーツの重要度」
疑問に思うことが多いと思います。
ゲームの処理速度に影響するので、
SSDのことを知っておくとゲーミングPC選びに役立つでしょう。
この記事を読めばゲーミングPCのSSDについて分かります。
この記事の内容
- SSDの特徴
- メモリとの違い
- HDDとの違い
- 必要なSSD容量
SSDのおすすめ容量も紹介しているので
参考にしてみてください。
ゲーミングPCのSSDとは?

SSDはsolid state drive(ソリッドステートドライブ)と言います。
PCのデータの記録に使われます。
Windowsやソフトウェア、画像、動画等のデータを保存しています。
ゲームのデータもここで保存します。
SSDの特徴
- 読み書きが早い
- 音が静か
- 消費電力が少ない
- 衝撃に強い
- HDDより価格が高い
HDDを使うよりもメリットが多く、
ゲーミングPCの製品はSSD搭載が主流です。
SSDの種類
- 2.5インチ
- 1.8インチ
- M.2
- mSATA
SSDには種類がいくつかありますが、
ゲーミングPCには「M.2 SSD」が一般的に使われます。
さらに、M.2 SSDには2種類の接続方法があります。
「SATA」と「PCIe(NVMe)」です。
速度の面で考えると、PCIeが最大の速度を発揮できます。
SSDの速度を求めたいなら「M.2 PCIe(NVMe)」のSSDを選びましょう。
また、PCIeには世代があります。
速度を求めるなら新しい世代の方が良いでしょう。
最新世代は第5世代です。(2024年現在)
PCの製品詳細は実際には
「M.2 SSD 1TB (NVMe Gen4)」という形で書かれています。
SSDはゲームに最適
SSDがゲームで使われる理由が速度の速さです。
- ゲームの起動時間
- ロード時間
ゲームの読み込みに関する時間が短縮できます。
頻繁にロードするゲームもあるので、
数十秒かかるロード時間は意外とストレスになります。
SSDは映像出力には関係していません。
フレームレートや解像度を上げるなら、
グラフィックボードの性能を良くしましょう。
メモリとの違い
PCではメモリとSSD(HDD)両方とも、
容量で言われますがその役割は違います。
メモリ
メモリはPCが演算処理を行う場所です。
容量が大きいほど高速な処理が可能になります。
PCの一時的な作業スペースなので、
一度シャットダウンするとデータは失われます。
必要となるメモリ容量は4~32GBです。
ゲーミングPCのメモリについては
以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
ゲーミングPCのメモリとは?
-
ゲーミングPCのメモリとは?役割・重要度・容量が必要な理由を解説
続きを見る
SSD(HDD)
SSDはストレージ機器です。
永続的なデータの保存をする場所で、
ソフトウェア・アプリ・ゲームなどのインストール先として使用されます。
データを保管する場所なので、512GBや1TBという大きな容量が必要です。
HDDとの違い

PCのストレージにはHDDとSSD、どちらかが使われています。
ゲーミングPCにはSSDが好まれますが、
普通のPCではHDDも多く使われています。
HDDの特徴
- 価格が安い
- 大容量で買える
- 動作音が大きい
- 読み書きスピードが遅い
HDDは安くて大きい容量が買えるメリットがあります。
PCの中に画像、動画、ソフトウェアなど、
データの保存を大量にできます。価格が安いのも魅力。
しかし、HDDは読み書きがSSDと比べて遅いです。
PCゲームにはあまり適していません。
重要度
ゲーミングPCのパーツで、
SSDはどのくらい重要なのでしょうか?
ゲーミングPCのパーツ重要度
- グラフィックボード
- CPU
- メモリ
- ストレージ(SSD)
- 電源ユニット/冷却ファン
- 周辺機器
ゲーミングPCにおいてSSDは4番目に重要なパーツになります。
SSDはロード時間の短縮と、ゲームタイトルの保存数の影響なので、
重要度としては低めのパーツです。
ゲーム中の映像やラグに関しては
グラフィックボードとCPUが重要です。
コストを掛けるなら、重要度が高い方から優先させましょう。
SSDの必要な容量

512GBまたは1TBがオススメ
SSD容量は「512GB」または「1TB」にしましょう。
PCをゲームしかやらない場合や、
プレイするタイトルが少ない人は512GBで足ります。
普段使いPCとして併用する、ゲームタイトルが多くなる人は
1TBにしておくと余裕をもってPCを使えます。
SSDのオススメの容量については
以下の記事で詳しく紹介しているので、気になる人は見てみてください。
ゲーミングPCのメモリ
-
ゲーミングPCのSSDおすすめ容量は?余裕をもって買うのが良い!
続きを見る
HDDは必要?
ゲームだけを遊ぶ人はHDDは使う場面がありません。
ゲーム以外の用途でも使用する予定の人は、
HDDと併用する使い方もあります。
画像、動画、文書データはHDDに保存、
ゲームはSSDに保存というような形で、
上手に使い分けるとコスパは良いでしょう。
併用するメリットは価格が抑えられる点です。
併用する際は、SSDを基盤として購入し、
HDDは後からUSBで増設の形がオススメです。
(HDDメインで購入すると後から設定が大変)
まとめ
SSDはストレージ機器です。
ゲームやソフトの保存場所として使用されます。
SSDは高速で読み書きできるので、
ゲームの起動時間とロード時間を短縮できます。
ゲームをやるならSSDを選ぶべきでしょう。
適切なSSD容量は512GBまたは1TBです。