ここで分かるCPUの性能目安
- Intel/Ryzenの性能
- 世代
- コア、スレッド数
- クロック数
PCゲームではCPU性能が快適性を左右します。
しかし、性能をどうすればいいのか決めかねている方もいると思います。
ここでは、ゲーミングPCのCPU性能の目安を知りたい方向けに、
どのくらいの性能がいいのか解説します。
ゲーミングPCにおけるCPUの役割

まずはCPUについて確認しましょう。
CPUはPC全体の処理を行うパーツです。
人間で例えると脳にあたる役割になります。
ゲームでは敵や味方のAI制御、ゲームエンジンの処理、物体の動き(物理演算)、マップやアイテムの読み込みなど、ゲームの基礎部分の処理を担当しています。
性能の良いCPUであれば読み込みが速く、ロード時間の短縮を期待できるでしょう。
CPUの重要度
CPUはゲーミングPCのパーツの中で、どれほど重要なパーツなのでしょうか?
分かりやすく順位付けすると以下のようになります。
- グラフィックボード
- CPU
- メモリ
- ストレージ(SSD)
- 電源ユニット/冷却ファン
- 周辺機器
CPUはグラフィックボードに次ぐ優先すべきパーツになります。
ゲーム環境に直結するので、低性能は避けたいところです。
ゲーミングPCのCPUはどのくらいの性能で購入するべき?

ではゲーミングPCのCPUはどのくらいの性能がいいのでしょうか?
具体的にどの性能がいいのか解説していきます。
CPU性能で見るべき項目
・世代
・コア、スレッド数
・クロック周波数
世代、コアスレッド数、クロックすべての要素がCPU性能を左右します。
インテルとAMDどっちにするかを決める
現在ゲーミングPC市場のCPUはIntel core i(インテル)とRyzen(AMD)の2種類があります。
特徴は違うので適切なメーカーを選びましょう。
簡単にまとめると以下のようになります。
- Intel core i:パフォーマンスが高い。少しでも優れたゲーム環境が欲しい方向け。
- Ryzen:価格が安い。マルチタスク性能に優れ、動画編集等も得意。
Intel
- シングルコア性能が強い
- 高クロック
- 価格が高い
- 消費電力と発熱が大きい
シングルコアの方がゲームには強く、対戦型のオンラインゲームでフレームレートを重視したい時に適しています。高クロックにより処理速度の速さも魅力です。
(コアとクロック性能は後述します)
ゲームのクオリティを高くしたいならこっち
しかし価格が高くなりがちで、core i7以上の最新世代になると価格の高さが顕著になります。CPU以外のパーツを含めた最終的なコストは30万近くになってしまうかもしれません。
Ryzen
- マルチコア性能が強い
- コスパに優れる
- 省電力、発熱しづらいモデルが多い
マルチタスクはRyzenが優れています。他の作業もしながらゲームや、録画(配信)をするならRyzenです。
PC用途も考えている人やゲーム配信をしたい人はRyzenにしましょう。
Ryzenの一番の魅力はコスパと省電力です。
Intel coreと同じような性能でも価格が安くなっています。
初心者はRyzenがおすすめ
AMDはコスパと省電力のメリットがあり、満足度が高いCPUです。
ゲームはインテルの方が性能が高いとされていますが、
実際使ってみると最新のRyzen製品はインテル性能と誤差の範囲になっていることが多いです。
オンラインゲームを最高の環境でプレイしたいなら別ですが、
一般的なミドルスペックPCを購入するなら性能の高いAMDが良いです。
2024年にIntelの最新CPUは不具合があった影響もあり、Ryzenが人気になっています。
CPU性能
ではCPU性能を見ていきましょう。
- Core i3 / Ryzen3:軽量ゲーム向き、性能が低くあまり推奨できない
- Core i5 / Ryzen5:安定したパフォーマンスでおすすめ
- Core i7 / Ryzen7以上:ゲームを最高水準で遊ぶなら
Core i5/Ryzen5は多くのゲームを快適に遊べる性能になります。
ゲーミングPC初心者は「5」または「7」を選ぶのが良いでしょう。
ただし、5や7であっても世代が古いとCPU性能が低くなるので注意
世代
目安の性能
コスト抑えめ | Intel 12世代~/Ryzen5000~ |
どのゲームも対応できる | Intel 13世代~/Ryzen8000前後 |
ハイスペック | Intel 14世代/Ryzen9000台 |
CPUの世代は出来るだけ最新を選びましょう。
単純に性能自体が向上して、発熱を抑える能力や電力効率も良くなっています。
現在は10世代あたりでも最低限の動作は可能ですが、
将来性を考えると難しいかも。
コア、スレッド数
コアは簡単に言えば「脳」の数です。
コアが多いほど複数の作業を同時並行できるようになります。
スレッドは実際にいくつの作業を処理できるかになります。
1コア1スレッドが基本ですが、1コア2スレッドを行うマルチコアCPUも多くあります。
目安の性能
最低限 | 6コア12スレッド |
おすすめ | 8コア16スレッド |
ハイスペック | 12コア24スレッド |
最高峰 | 24コア32スレッド |
少なくても6コアだけは超えるようにしましょう。
FPS、TPSジャンルのゲームは6コアあれば足ります。
一般的なPCゲーム全般を考えるなら、8コア16スレッドがおすすめです。
シミュレーションやMMORPG等は高めのスレッド数があると安定した動作になります。
クロック周波数
CPUが1秒間に処理できる回数がクロック周波数です。
〇GHzで記されています。
処理効率、速度に関わるのでクロック数は見ておくべき項目です。
目安の性能
- 軽量ゲーム:3.5GHz
- ゲーム全般:4GHz
- オンラインゲーム:5GHz
多くのゲームでは約4GHzのクロック数があれば安定しています。
オンラインゲームなど、速度重視のゲームを遊ぶなら高クロックを選びましょう。
最新世代のCPUは5GHz前後になっています。
CPU性能の見方
CPUの性能の見方を確認しておきましょう。
「Intel Core i5 14400F」
実際の製品詳細には上記のようになっています。
Corei5 14 400 F
ブランド 世代 型番 追加の特徴
4~5桁の数字は前半が世代、後半部分は型番を表しています。
型番の後ろにアルファベットがある場合があります。
主に使われるものは以下にまとめました。
X | 高性能モデル |
K | オーバークロック可能な高性能モデル |
S・T | 省電力モデル |
F | グラフィックボードなし |
H | ハイエンド(ノートPC) |
U・Y | 省電力(ノートPC) |
2つのアルファベットが付いた、複数の特徴持ちのゲーミングPCもあります。
他のパーツもしっかり考えよう

グラフィックボード(GPU)はゲーミングPCにおいて最重要なパーツです。
画像処理を専門に行うパーツで、ゲームの映像出力に関係します。
近年はグラフィック重視のゲームが多く、最新のゲームを遊ぶには性能の高いグラフィックボードが必要になります。
ゲーミングPCはCPU性能が高くても、グラフィックボードの性能が低いとフレームレートが低くなってしまいます。映像もカクカクしたり、遅延が起きやすくなります。
ゲーミングPCは全体のパーツ性能のバランスを考えて購入しましょう。
まとめ
ゲーミングPCのCPUは「Intel Core」と「Ryzen」の2種類から選ぶ。
Core i5/Ryzen5が基準のCPU性能として考えましょう。
世代、コア・スレッド数、クロック周波数が性能を決定づけます。
おすすめのCPU性能
世代:Intelは13世代以上/Ryzenは7000~
コアスレッド数:8コア16スレッド
クロック周波数:4GHz
ゲーミングPCのCPUはゲームの処理速度を決める重要なパーツです。
性能の高いCPUを選びがゲームの満足度を高めてくれます。
ゲーミングPC選びに困っていませんか?
CPU、グラフィック、メモリ、ストレージなど、
注意すべきことが多く、難しいと感じる人もいるでしょう。
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