この記事ではゲーミングPCの
電気代の計算方法について解説します。
電気代の計算が理解できれば、
月々どれくらいの負担があるのか分かります。
購入するゲーミングPCを考え直したり、
節約も考えるので、
電気代を見直すキッカケになるかもしれません。
この記事で分かること
- ゲーミングPCの電気代の計算方法
- ゲーミングPCの消費電力ごとの電気代
- 電気代の節約方法
ゲーミングPC選びの参考にもなるので、
気になる人は見ていってください。
ゲーミングPC電気代の計算方法
消費電力(kW) × 使用時間 × 電力単価 = 電気代
上記の計算式で
ゲーミングPCの電気代は求められます。
消費電力はkWに変換する必要がある
消費電力はW(ワット)で表示されています。
電力計算するにはkW(キロワット)に変換する必要があります。
kWへの変換は、Wを1,000で割ります。
例えば500Wの場合、500÷1,000=0.5kWになります。
電力単価
電力単価は、
1時間における1kWで消費する電力量です。
多くの場合1kW=○○円で表されます。
電力単価は契約する電力会社によって異なります。
全国家庭電気製品公正取引協議会
(公益社団法人)
が示している目安の電力単価があります。
31円が現在の電力単価の目安です。
(2024年現在)
この記事では31円を電力単価として計算していきます。
電気代を計算してみる
例:100WのPCを1時間使用した場合
0.1(kW)× 1(時間) × 31(単価)= 3.1
1時間で3.1円の電気代が発生します。
ゲーミングPCの電気代の目安
ゲーミングPCの性能ごとに、電気代がどのくらい掛かるのか。
3つに分けて紹介します。
- 800W(ハイエンドPC)
- 500W(ミドル)
- 300W(ロースペック)
800Wの電気代
ハイエンドのゲーミングPCは、
各パーツが高性能で、価格が高い製品になります。
使用すると800Wほどの電力になります。
1時間あたりの電気代
800WのゲーミングPCは、
1時間で約25円の電気代になります。
(0.8×1×31=24.8)
毎日5時間使うと1ヶ月で?
ハイエンドのゲーミングPCで毎日5時間使うと、
1ヶ月で約3,750円ほどは掛かります。
500Wの電気代
500WのゲーミングPCは、ミドルスペックの性能です。
平均的な価格のゲーミングPCに多いです。
1時間あたりの電気代
500WのゲーミングPCは、
1時間で約16円の電気代になります。
(0.5×1×31=15.5)
毎日5時間使うと1ヶ月で?
1ヶ月で約2,400円の電気代になります。
300Wの電気代
ローエンドのゲーミングPCは、
性能は低い分、価格が安い製品になります。
電力は約300Wになります。
1時間あたりの電気代
300Wで1時間使用すると約9円の電気代が発生します。
(0.3×1×31=9.3)
毎日5時間使うと1ヶ月で?
1ヶ月で約1,350円の電気代になります。
ゲーミングPCの電気代は性能に比例する
ゲーミングPCの電気代は性能に比例して上がります。
ハイエンドPCは1ヶ月約4,000円、
ミドルで約2,500円、ローで約1,500円。
PCの性能を落とすと、簡単に電気代を安くできます。
しかし、性能が低いとゲーム自体が
快適にできなくなる可能性があります。
そのため、ゲーミングPC選びで電気代を考慮する場合、
性能をある程度まで下げても、
必要な水準以下は下げすぎないようにしたいですね。
ゲーミングPCの電気代の節約方法
スリープとシャットダウンを使い分ける
スリープとシャットダウンを
うまく活用すると節約になります。
1~2時間程度の短い間ならスリープ、
長時間やらないならシャットダウンと、
使い分けるようにしましょう。
PCの起動とシャットダウン時は電力が大きいです。
そのため、シャットダウン回数が多いと
逆に電気代が高くなります。
シャットダウンのしすぎには注意しましょう。
排熱環境を良くする
ゲーミングPCの排熱が上手くできないと、
発熱しやすくなったり、熱暴走する事があります。
この状態だと余分にPCが稼働して、
電気代が高くなります。
・PC周りにスペースを空ける
・PCの定期的な掃除
排熱環境を良くするだけでも、
電気代は抑えられます。
最新のゲーミングPCを購入する
最新のゲーミングPCは省電力の面でも
性能が良くなっています。
そのため、出来るだけ発売が新しい
ゲーミングPCを選ぶだけでも節約につながるでしょう。
ゲーミングPCの電気代を安くする方法は
【知っているとお得】ゲーミングPCの電気代を抑える方法10選
でも紹介しているので参考にしてみてください。
【知っているとお得!】ゲーミングPCの電気代を抑える方法10選
続きを見る
まとめ
ゲーミングPCの電気代の計算方法は、
消費電力×使用時間×電力単価=
で求められます。
消費電力はWからkWに変換する必要があります。